令和6年度 稚内地方柔道連盟 重点項目

柔道を「する」「みる」「ささえる」
参画人口の拡大と、そのための人材育成・場の充実
1)柔道を「する」「みる」「ささえる」柔道参画人口の拡大
柔道参画人口の拡大について、若年期から高齢期までライフステージに応じた活動の推進、指導者等の人材育成や施設等の場の充実に向けて施策に取り組んでいく必要がある。
柔道を「する」という観点からは、柔道を気軽に楽しめる機会と場を通じて、自分もできるという経験から自信が生まれ、また、人と人との触れ合いから仲間意識や人の温かみを感じる機会が生まれるなど、柔道を通じて人間らしさが育まれるととともに、柔道を人々が育み、継承していくことが文化として根付かせ、人々の生活や心を豊かにすると考えられる。
柔道を「みる」という観点からは、選手が試合や競技に挑戦する姿を「みる」ことから得られる感動に加え、更に「応援」することを通じて、選手と観客との一体感や帰属意識等も得ることが可能になると考えられる。

【 これまでの成果 】
○連盟主催大会の開催及び各地の大会派遣による交流や競技力向上
○連盟主催大会や練成会の開催による参集者間の交流
○中高生柔道愛好者の練習機会の提供による競技の継続
○少年団への活動支援による成果(柔道人口の増加や大会等の入賞など)

【 現状での課題 】
○柔道を「する」「みる」「ささえる」柔道参画人口の拡大

【 今後の具体的施策 】
○連盟主催大会の開催による交流や競技力向上【継続】
○各地の大会への選手派遣による交流や競技力向上【一部継続】
○連盟主催練成会の定期的開催による大人の参集者間の交流【継続】
○小中高生柔道愛好者との練習機会の提供による競技の継続【継続】
○小中高生柔道愛好者との練習参加に伴う賠償責任について【拡充】
○少年団活動への支援【拡充】

2)柔道を「ささえる」ための人材育成・場の充実
柔道を「ささえる」という観点に関しては、試合や競技に挑戦する選手を支えるトレーナー、コーチ、審判員、スタッフ、ボランティアの方々といった様々な人々の力なくして大きな柔道大会を成功させることはできない。
また、日々の生活の中で行う柔道を支える地域の指導者等の役割も重要である。
こうした柔道を「ささえる」体制を充実する中で、時には支える側に、また時には支えられる側になることで、人と人との 絆(きずな)や思いやる心を育むことができると考えられる。

【 これまでの成果 】
○全柔連公認指導員の育成による安全・安心な指導体制の確立
○全柔連公認審判員の育成による関係行事の円滑な運営

【 これまでの成果 】
○連盟主催練成会参加者に対する安全な少年指導への啓蒙活動
○連盟主催大会の開催に伴うボランティア体制の確立
○中学校柔道授業等への外部講師派遣による指導体制の確立

【 現状での課題 】
○柔道を「ささえる」ための人材育成・場の充実

【 今後の具体的施策 】
○全柔連公認指導員の育成による安全・安心な指導体制の確立【拡充】
・小中高生と練習している連盟会員に対し公認指導員資格の取得を推奨
○全柔連公認審判員の育成による関係行事の円滑な運営【拡充】
・稚内地方柔道連盟主催大会等の審判活動を精力的に行う会員を対象
○連盟主催練成会参加者に対する安全な少年指導への啓蒙活動【継続】
○連盟主催大会の開催に伴うボランティア体制の確立【継続】
○中学校柔道授業等への外部講師派遣による指導体制の確立【継続】

このように「する」「みる」「ささえる」を通じて、柔道に「自発的」に参画し、「楽しさ」や「喜び」を得ることは、人々の生活や心をより豊かにする「Well-being17」の考え方にもつながるものと考える。

稚内地方柔道連盟

北海道北宗谷地域の柔道愛好団体です。